イチジク(無花果、映日果)
別 名:唐柿、蓬莱柿、南蛮柿
英 名:Fig tree
花言葉:多産、証明、庇護
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「無花果」という漢字のイメージが悪いことと、やや湿ったところを好む傾向があるため、イチジクは縁起が悪いと言う方も多いが、アダムとイブの話やエジプトの壁画にも出てくるように人間との付き合いは古く、実は不老長寿の果物とされるなどいろいろな説がある。
①東南、西北が吉。
②家の前に植えると病人が絶えない。
③根が張るので建物を傷める。
④(漢字から)子孫が途絶える。
イチジクとは・・・
・アラビア南部あるいは小アジアを原産とするクワ科の落葉広葉樹。
・地中海沿岸では古代から食用として栽培され、日本には江戸初期に渡来した。
・病害虫が少なく、樹高もあまり高くならないため一般家庭でも育てやすい。多少湿気のある土地を好むが、基本的には日向が好きな「陽樹」である。
・日本にはメスの木しかないが、受粉しなくても実を熟す。(この辺りを前向きに考えると縁起がいい?)なお、花は咲かないのではなく白い乳液のたまった厚い皮に覆われて見えにくいため「無花果」と呼ばれる。
・イチジクの実や葉から出る乳液には蛋白分解酵素が含まれ、痔、イボ、水虫に効果がある(ただし、毒性があるため適量にととどめる)また、乾燥させた葉や果実を煎じた汁を風呂に入れると痔に効くとされる。
・英名「fig」の語源は「着物」であり、「着物の木」という別名もある。これはアダムとイブが、イチジクの葉を用いて着物を作ったことに由来する。