庭木で開運TOP > ガーデニングの資格
ガーデニング(造園、園芸)には、様々な種類の資格があります。受験資格、難易度も千差万別です。独立開業を目指す、自宅の庭をしっかりと管理する、就職活動を有利にすすめる、教養を広げるなど、目的に応じて選定する必要があります。
そもそもガーデニング系の仕事において、何らかの資格が必要不可欠というわけではありません。すでに安定的に顧客を確保できていれば、資格は必要ありません。
それでも数多くの資格が存在するのは、ビジネス上の信用度を向上させる、受注の幅を広げるなどの効果を期待してのことです。
また、個人的な趣味として庭いじりをしている方が、園芸について体系的に学びたいという場合、通信教育などを受講し、修了時に受講証明書を発行してもらうという制度があります。これらは厳密な意味での資格ではありませんが、人気が高く、多くの業者がそうした講座を開講しています。
信用度という点においては、国家資格に優るものはありませんが、その分、受験要件や難易度が高めです。
「造園施工管理技士」(1級/2級)
資格区分:国家資格(国土交通大臣)
根拠法令:建設業法第27条
資格創設:昭和50年
受験資格:関連業務での実務経験が必要
受験費用:1級─20,800円/2級─10,400円)
※申込み自体に1,000円程度の諸費用が必要となる。
申込み先:一般財団法人全国建設研修センター
特徴など:文字どおり、造園工事の品質や安全を確保するための資格であり個人向けではない。一定金額以上の造園工事には当該資格を持つ者の現場常駐が義務付けられている。1級の合格率は近年10%未満で推移している。
「造園技能士」
資格区分:国家資格(厚生労働省)
根拠法令:職業能力開発促進法
資格創設:昭和48年
受験資格:関連する職歴、学歴が必要
受験費用:2万円弱
申込み先:職業能力開発協会
特徴など:造園の技術を証明する検定であり、狭義での「資格」とはニュアンスが異なるが、公共工事での入札が有利になるなど安定経営を目指す経営者には魅力的な資格であり、職人の多くが取得させられる。
「園芸装飾技能士」
資格区分:国家資格(厚生労働省)
根拠法令:職業能力開発促進法
資格創設:昭和55年(1級・2級)平成3年(3級)
受験資格:生花店等の関連する職歴、学歴が必要
受験費用:2万円弱
申込み先:職業能力開発協会(各都道府県にあり)
特 徴:造園全般というよりは、フラワーアレンジメントに近いもので、イベント会場や結婚式場などで観葉植物や樹木を用いて屋内の園芸装飾(インドアガーデン)をするプロがその技術を証明するために受検するもの
「フラワー装飾技能士」
資格区分:国家資格(厚生労働省)
根拠法令:職業能力開発促進法
資格創設:
受験資格:生花店等の関連する職歴、学歴が必要
受験費用:2万円弱
申込み先:職業能力開発協会(各都道府県にあり)
特 徴:フラワーデザインに関する日本唯一の国家資格。試験はカーネーション等を用いて卓上装飾花やブーケ、コサージュを創るもの
以上が公的な資格(国家資格)です。これらは相応の技能や受験資格がなければ受験あるいは合格するのが難しいもので、受験しても不合格となることがあります
民間の資格
財団法人、社団法人及各種企業が主催する資格取得制度です。公的な資格と異なり、受験資格は緩やかで、合格率もほぼ100%のものが多いですが、合格後に登録料や年会費が必要となるケースもあります。
「庭園管理士」
主 催:日本園芸協会
受験資格:特になし
受験費用:5万円弱
特 徴:新聞広告でお馴染みの資格。「庭園技能講座」という通信教育を受講し、全6回の課題を提出し修了すれば「庭園管理士」として認定される。
申込み先:日本園芸協会
「グリーンアドバイザー」
主 催:社団法人 日本家庭園芸普及協会
受験資格:18歳以上で関連業務の経験が1年以上ある者、あるいは園芸関連高校卒業〈見込み)の者など
受験費用:4万円弱(一般の場合)
特 徴:同協会が主催する2日間の講習に参加し、試験に合格する必要がある。
申込み先:日本家庭園芸普及協会
「ガーデニングアドバイザー」
主 催 JDP 日本デザインプランナー協会
受験資格 特になし
受験費用 10,000円
特 徴 在宅受験
申込み先 日本デザインプランナー協会
※ 同協会には、ほかにもエクステイラアドバイザー」「グリーン製図クリエイター」あどあり。
「エクステリアプランナー」
主 催:公益社団法人 日本エクステリア建設業協会
受験資格:2級は制限なし
受験費用:1級─10,500円/2級─8,400円
※合格後に登録料(5,250円)が必要
受験場所:日建学院(全国各地)など
特 徴:1996年11月
申込み先:公益社団法人 日本エクステリア建設業協会
ほかにも
・庭園デザイナー
・ガーデンプランナー
・ガーデンデザイナー
・ガーデンコーディネーター
・NHD(日本フラワーデザイナー協会)(1、2、3級)
・FDA(フラワーデコレーター協会)(1、2級)
・園芸セラピスト
・園芸療法士
・ビオトープ管理士
・森林インストラクター
・樹木医/樹木医補(財団法人 日本緑化センター)
・樹医
などなど、たくさんの「資格」があります。また、通信教育も以下のようなものがあります。御自分の力量や目的に応じたものを選択する必要があります。
通信教育
・U-CAN 楽しい園芸講座
・日本創芸教育 各種園芸講座