定期的に手入れをしている知人宅のヤマボウシですが、虫がすごいので、すぐに剪定してくれとのこと。
本当は真夏に手入れするような木ではないので、先送りにしていましたが、ちょっと様子を見てみると・・・
画像はありませんが、幹には蟻が大量にいました。その原因はアブラムシで、そのアブラムシによって、すす病がもたらされ、葉っぱはベトベトで、さらには謎の繭があちこちに・・・。幸い私が苦手とするイラガはいませんでした。
そもそもこのヤマボウシは、風通しの悪い日陰にあり、なおかつ家の軒下に位置するため、雨も当たりません。
害虫たちにとっては、パラダイスのようなロケーションです。一年に一度の手入れでは収拾がつかない状態です。消毒するのも結構ですが、抜本的な対策を打たなければ、事態は解決しません。そこで時季はよろしくありませんが、木バサミを使って、枝葉を透かしてみました。
手入れ前は、家の外壁と葉っぱが接触していたため、外壁にもススや蜘蛛の巣や繭がついていました。また、せっかくのガーデンライトも埋もれていましたので救出しました。
本来、ヤマボウシは樹形を整えるような手入れはせず、実や花を着実につけさすような手入れをすべきですが、ここは日陰で、開花や結実もあまりよくないので、樹形を優先した手入れとしました。また、枝葉を透かすことで通風を確保しつつ、虫の隠れ場所を奪うことができます。
都会の植木屋さんは、もっと枝葉をスカスカにするのですが、これ以上、手を入れるとゴツゴツした印象になりますので、この程度が限界だと思います。
一通り、手入れをして地面を見ると、謎の生き物が逃げていきました。蜘蛛のように見えますが、アブラムシの一種だと思います。逃げ足が速かったため、ややピンボケです。
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