時期的に、もうそろそろではと思って、恐る恐るヤマモモの葉を点検してみると・・・
いました!ハマキムシです。先端の葉を綴り合せて隠れ家を作っています。近くの葉を点検すると全部で3箇所やられていました。すかさず手で被害に遭った葉を摘み取ります。
ハマキムシにやられた葉の様子です。中がどうなっているのか、気になるので、開けてみます。クモの糸のような粘り気のある細い糸で、葉を幾重にも綴り合せています。なんとも上手にできています。
その中心に、ハマキムシがいました。写真では右上にハマキムシを置きました。体長は7mmほどの緑色です。アオムシというよりは、ウジムシに近い形です。ハマキムシの周りには、黒いフンのようなものが無数にあり、周辺の葉は食害されています。
普通であれば、この段階でパーマチオンとかスミチオンとかの殺虫剤を使って消毒します。被害が少ない発生初期に薬剤を散布するのが効果的だからです。
しかし、ヤマモモには今、写真のような実がたわわです。収穫してジャムにする予定なので、農薬を使うことに抵抗があります。
こうした場合、やはり剪定で対応ということになります。枝を透かしてハマキムシの親が敬遠するような環境にすればいいのです。
今年は、別のページで書いたように、「庭木をよく観察し、適切に剪定する」ことで、消毒せずに管理できるか試しています。
そんな中で編み出したのが、「虫がつきそうな庭木の枝を振って、虫を振り落とす」という方法です。
実や花を楽しむ庭木には使えない方法ですが、日頃からマメに枝を振っていたら、例年、被害にあっている四季咲きモクセイやモッコクなどには虫がつかなくなりました。
これはおススメの方法です。日頃から、気になる庭木の枝をバサバサと振る習慣を付けるのです。(傍から見れば、いつも枝を振っている変な人という感じになるのが欠点ですが)
農薬を使うことに抵抗があって、時間のある方は試す価値がありますよ。
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