庭の片隅に植えているアマチャの花がピンクに色づいてきました。
もらった鉢植を地植えにしたものです。他の庭木と一緒に肥料をあげることもありますが、ほとんど手入れらしい手入れはしていません。
アジサイを庭に植える方は多いと思います。しかし、アジサイは放置すると背丈を越えるくらい大きくなるので、花を毎年楽しみながら小さく抑えるのは難しいです。
一方、アマチャは、せいぜい高さ1m程度にしかなりませんので、その点は管理がしやすいです。
ただし、葉はアジサイの鮮やかさと比べると見劣りします。写真では比較的きれいに写っていますが、くすんだ緑色になりがちです。
花は好みが分かれるでしょう。ガクアジサイとそっくりなルックスで、日が経つとともに白からピンクあるいは水色に変化していきます。また中央部も複雑なつくりで、なんとも言えない味わいがあります。
アマチャといえば、お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」で、葉を煎じて使うそうですが、私は大きくなるまでそうした行事を知りませんでした。お寺に付属する幼稚園などでは広く行われているようで、以前、「幼稚園で甘茶を飲んで集団嘔吐」みたいなニュースがあったのを記憶しています。
長年の風習として定着していることからも、甘茶の葉っぱ以外が嘔吐の原因でしょうが、正直なところ、私はあの甘さが好きではありません(「ズルチン」という甘味成分が入っているそうです)。歯周病予防の生薬になるなど、体に良さそうな甘茶ですが、今後も可憐な花を楽しむだけにしたいと思います。
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