庭の木々の新芽が出揃った今日この頃、気になるのは庭木の病害虫です。せっかく出揃った葉が害虫にやられるのは、癪に障ります。
我が家でも庭を散策していると、ユキヤナギにアブラムシが付着しているのを発見しました。とりあえずはアブラムシのついた新芽部分を剪定して取り除きました。
庭木の消毒薬は手軽に入手できますし、私も薬剤を散布することがあります。しかし実際のところ、庭木の消毒は必要不可欠なのでしょうか?
深く考えると難しい問題です。いくら安全を謳う薬でも、毒は毒です。また、生態系のバランスが取れていれば、益虫まで殺傷する可能性がある薬剤散布を行う必要がないのかもしれません。
周りに家がないところや、一昔前なら、簡単に農薬を使用したのでしょうが、昨今の住宅地では御近所とのトラブルも誘発しかねませんし、自分の家だけで考えても、ペットや子供がいれば、農薬に二の足を踏む方がいるかもしれません。
本来であれば以下のようなことをやっていれば庭木の消毒は必要最低限で済むはずです。
① 普段からよく庭木を観察する。
→ 庭をよく観察していれば、害虫発生の初期段階に、害虫がついた枝葉だけを切除すれば事足りることも。
② 定期的に剪定し、庭木内部の風通しをよくする。
→ 表面だけを刈り込むのではなく、枝葉の数を減らし、なるべく葉と葉が触れ合わないようにする。イメージだけで言うと、飛んでいる鳥から木の内側すべてが見通せるように枝を透かせば、天敵に恐れをなして虫が付きにくくなる。
③ 草むしりをきちんとする。
→ 庭の見た目だけでなく病害虫の温床にならないよう日頃から心掛ける。
いずれも結構な手間で、ボヤボヤしていると手遅れになって、農薬に頼らざるを得ないことがあります。しかし、今年はまめに観察、管理して、「無農薬庭園」を目指そうと誓っています。
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