以前に書いたかもしれませんが、あまりにも気になります。
シマトネリコばかりが植えられているということです。建売にはシマトネリコとヤマボウシがだいたいセットになっています。
建売ばかりではありません。自主的に選択する人も多いです。
先日も知人が新築の家の庭に木を植えたというので、「何の木?」と聞くと「シマトネリコ」と答えるので驚きました。別に私も嫌いなわけではありません。しかし良い機会なので「なんでシマトネリコにしたの?」と尋ねると、「なんか、いいかなかぁと思って。」とのことでした。
今日も近所にシマトネリコを植えている家を見ました。私の身近にはシマトネリコが多すぎて、まるで街が人知れずシマトネリコに侵略されているかのようです。
なぜこんなにシマトネリコばかりなのか考察します。
以下はあくまでも私の妄想です。
①生産者の陰謀。
生産管理のコストが安く、枯れにくいので利益も大きい。だから生産販売に力を入れている。
②目新しいから。
家を建てている世代が、幼いころには見かけなかった樹種なので固定観念なく受け入れられる。マツやマキはお年寄りのイメージ、キンモクセイはトイレのイメージ、サクラは毛虫・・・という負のイメージがない。
③地球温暖化の影響。
亜熱帯生まれのシマトネリコが温暖化の影響で北上している。
④観葉植物の延長として受け入れやすい。
屋外で栽培する観葉植物という感じですかね。
⑤丈夫でコストが安いから流通させやすい、結果、市場に多く出回り、目にすることが多くなり、購入されやすい。
⑥大木になって切り倒されている実績が少ないので、邪魔にならないと思われている。また、下枝が上がって目隠しにならなくなっているシマトネリコがまだ数少ないので、いつまでも目隠しになると思われている。
こんなところでしょうか。
多分、③以外は当たっているのではないでしょうか。シマトネリコの真実を知っている方がいたら教えてください。
私はけっしてシマトネリコが嫌いなわけではありません。
しかし、一般家庭では、そう多くの庭木を植えられるわけではないのだから、数限りない樹種から自分の好みに合うものを、時間をかけて自分自身で選択するという楽しみ方をしてほしいなと思うのです。
また実際のところ、同じ木ばかりだと散歩していてもつまらないというのがあります。
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