二年前に人からもらって放っておいたマンリョウです。昨年は実がならず,株全体も元気がなかったのでダメかと思っていましたが,今年はたわわに実っています。
ツルツルの実でおいしそうですが,過去に食べてみたらまったくおいしくありませんでした。大きな種も邪魔です。鳥にもあまり人気がないようです。
言わずと知れた縁起木で,お正月になると店先に出回ります。センリョウと混同されがちですが,慣れれば簡単に見分けられるほど両者には違いがあります。
マンリョウを植える場所は強い日差しがあたらないところが望ましいので,大きな木の下にひっそりと植えられていることが多いです。
ただし,野菜でいう「連作障害」が起きやすいため,他の植物を育てたことがない場所がベストです。新築の庭なら問題はないでしょう。
マンリョウの手入れは簡単で,放任が基本です。あくまでも庭の脇役ですので,背が高くなって存在感が出てきたら,4月~5月ころに好きなところで切ります。時期を間違えなければ,葉のないところで切って棒のようになっても,やがて元に戻ります。
また,途中で切らずに,根元から切り取るという方法もあります。私はこちらを推奨します。途中で切るのは不自然で見苦しいからです。マンリョウは実が落ちて,どんどん増えてくるので,一本一本を大事にするより,世代交代させた方がよろしいようです。
ちなみに,左がセンリョウです。実が葉よりも上に付くのがマンリョウとの違いですが,そもそも葉の形状も違います。マンリョウの葉はセンリョウの葉より硬く,端っこが反り返っているものが多いです。
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