時折ページのTOPに使用している画像は、拙宅の地窓からの風景です。
家を建てるとき、なぜか地窓が欲しくなりました。地窓というのは御存知のとおり、床に面した横に細長い窓です。
地窓から植木がチラッと見えていたらオシャレだろうなとか、超横長の地窓の外に庭を造って、アクアリウム(水槽に水草でレイアウト)みたいに植栽したらおもしろいだろうなと思ったのです。
地窓は普通、家の北側や裏側にあるイメージです。しかし我が家の地窓は、通りに面した東側の玄関土間にあります。
当初は防犯上の理由から高さ20センチ(横は迷わず160センチ!)のものを検討していました。
しかし、高さ20センチでは庭木の躍動感、ダイナミズムが味わえないと思い、最終的には高さ25センチの地窓を選択しました。
たった5センチかよ!ということですがメリットは大きいです。地窓の外に植えた木の高さをある程度感じられるのです。
ただしデメリットも大きいです。防犯面です。人間(どろぼうさん)の身体が入るかもしれないという不安が増すのです。
この違いだったら普通は防犯上のリスクを回避すると思います。が、私は景色を選びました。なぜなら地窓の内側には番犬がいるからです。
家を建てた直後は、通りから家の中が丸見えでした。なにせ横幅160センチ(高さ25センチ)の地窓を横に2枚使っているのです。
地窓の外の庭は、すぐには着工できなかったので、その間はプラスチックダンボールで地窓を塞いで目隠しにしていました。
外から家の中が見えるのも嫌ですが、それ以上に、通行人を見るたびに吠える我が家の犬がうるさかったからです。
他のページにも載せていますが、結局、地窓の横庭は、①ブロックで花壇作り。②目隠しのために黒竹と杉板、杉柱で垣根を作る。③植栽をする。④砂利、ミニ灯篭で仕上げる。という工程でした。
ブロックは四段積みで、底床はセメントで固めました。竹を植えるため、その根っこの対策です。
植栽したのは松竹梅(ゴヨウマツ、クロチク、ウメ)、オタフクナンテン、風知草、リュウノヒゲ、苔です。
完全に縁起を担いだ「和」ですが、私の中ではあえて基本を外した「和モダン」のつもりです。
地窓のある家も多いですが、実際のところ、障子やカーテンあるいはロールスクリーンを閉めっぱなしのお宅も多く、もったいないと思います。
目隠しを作る手間はかかりますが、地窓から見える景色は、なんともいえない味わいがあります。
黒竹を使って自分で目隠しを作りたいけど材料屋さんがない、運搬が面倒という方は、通販を利用する手があります。
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