よく話題になりますが、ベニカナメモチとレッドロビン(西洋ベニカナメ)の違いについてです。
私は漠然とベニカナメモチより赤色が鮮やかなのがレッドロビンというように見分けていました。
今日、ほぼ同じ場所に両者が生垣になっていたので、写真のようにしみじみと見てみました。
左がレッドロビン、右がベニカナメモチです。ベニカナメの方が、色がくすんで見えます。ただし、色は葉によっていろいろなので、色だけで判断するのは難しいことも分かりました。
色よりも確実なのが、葉の形です。レッドロビンの方だけ、葉先がハート型の下半分(ほかに表現が思いつきません。)のように尖っています。
この先端のくぼみ具合で見分けることができます。以上が、レッドロビンとベニカナメモチの見分け方です。
ベニカナメモチは、カナメモチ、アカメモチ、カナメ、アカメ・・・というように、人によって地方によっていろいろな呼び名があるのも、ややこしいです。
「生垣にするには、レッドロビンとベニカナメモチのどちらがいいか。」という質問もよく聞きます。
一般的には、建物が洋風ならレッドロビン、和風ならカナメです。
赤の鮮やかさを、キレイと受け止めるか、けばけばしいと受け止めるか、その人の感じ方によって違いますが、日本的な美しさとは、控えめなものなので、くすんだカナメモチの方が、和風住宅には合う、というのが一般的な見解ではないでしょうか。後はお好みですが。
ちなみに植え付けた後の管理は、まったく一緒です。 基本的には、刈り込めば刈り込むほど枝葉がよく茂って、よい目隠しになります。
しかし、ベニカナメモチはレッドロビンに比べ、寒さや病気に弱いためか、目にする機会が減っています。
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