庭木で開運TOP > 香りの良い花木
季節ごとに、どこからともなく甘い香りが漂ってくる。
庭を持つ一つの醍醐味かもしれません。
風水では玄関まわりの「香り」を重視するそうです。
玄関に花を飾ったり、ハーブでアロマをしたりと手をかけるのも楽しいでしょうが、玄関前に、よい香りの花木を植えれば、一石二鳥ではないでしょうか。
匂いの感じ方には個人差がありますが、一般的に香りが良いとされている花木を集めました。編集しているだけで、香りがよみがえります。
アベリア
花期 7月~11月
それほど強い香りではありませんが、花期が長いので長い間、楽しむことができます。
ウメ
花期は2月~3月。
春を告げる代表的な花木です。枝が間延びするほど放置せず、剪定してコンパクトにすれば花つきが良くなり、香りが楽しめます。ウメは300種類以上あるとされますが、実を収穫するなら「白加賀」が一般的です。
カラタネオガタマノキ
花期は5~6月
別名バナナノキというように、花はバナナのような、あるいはバニラのような香りがします。神社にあるような日本のオガタマノキとは異なり、成長が遅いため、狭い庭にもお勧めです。
中でも最近よく目にする「ポートワイン」(ベニバナ・カラタネオガタマノキ・ポートワイン)は、大きくならないため人気がある品種です。
ギンモクセイ、キンモクセイ
花期は9~10月
言わずと知れた、秋に開花する代表的な香木です。ギンモクセイよりキンモクセイの方が香りが強めですが、これこそ好みの分かれる香りです。キンモクセイの香りが強過ぎると感じる方には、シキザキモクセイ(スィートオリーブ)がお勧めです。
クチナシ
花期は6~7月
梅雨の終わりごろに純白の花を咲かせます。
コクチナシ、フイリクチナシ、マルバクチナシといろいろな品種がありますが、八重咲きのオオヤエクチナシ(通称ガーデニア)はゴージャスな感じがします。クチナシの花の香りは万国共通に好まれるようで、欧米でも人気があるそうです。虫がつきやすいのが難点ですが。
コブシ
花期は3~4月
剪定しないと10m~20mにもなるため、花の直後に剪定してコンパクトにまとめる必要があります。
また、大きくなると一年おきにしか咲かなくなりますので、蕾の数を減らして勢力を調整します。いろいろな品種がありますが、シデコブシ、ベニコブシは花つきがよく、毎年咲く傾向があります。
ジンチョウゲ
花期は3月~4月
「沈香」や「丁子」に似た良い香りがする花というのがネーミングの由来です。「沈香」、「丁子」って、みなさん分かりますか?
ジンチョウゲは移植が難しいので、植える場所は慎重に決めましょう。また、残念ながら株の寿命は短めです。
タイサンボク (写真はヒメタイサンボク)
花期は5~6月
大きくて香りの良い花は圧倒的な存在感を主張します。木自体も大きくなるので、スペースに余裕がある御家庭向きです。
狭い庭にはヒメタイサンボク(品種によっては落葉性)が向いています。香りはタイサンボクもヒメタイサンボクも相違なく、ほんのりとした柑橘系でしょうか。同類(マグノリア)のモクレンも香りの良い花木として人気です。
テイカカズラ
花期は5月
つる性ですのでキレイに観賞するためには棚やトレリスが必要となります。昔は「マサキノカズラ」と呼んでいました。
バイカウツギ
花期は5~6月
控えめですが、写真を見れば誰もが「あぁ、これか。」と思うのではないでしょうか。その開花時季から、雨上がりに良い香りを漂わせている花というイメージがあります。いろいろな品種がありますが、ベルエトワールという品種が特に強い芳香を放ちます。
ブッドレア
花期は6~10月
フジに似た花で、白、ピンク、ブルー系統のいろいろな品種がある上、季節や環境によって花の色が変化するのもおもしろいです。枯れた花がいつまでもぶら下がっていて見苦しいことと、甘い香りにたくさんの虫が集まってくるのが難点です。
ミツマタ
花期は3~4月
樹皮が、お札や和紙の原料に使われることで有名なミツマタですが、花の芳香もけっこう強めです。
ミモザ
花期は2~3月
一般家庭の庭先でも見かけるようになったミモザですが、ハーブや入浴剤にも使われているように、甘い香りも人気の理由です。
日本ではギンヨウアカシアとフサアカシアのことをミモザと呼ぶのが一般的ですが、フサアカシアの方が良い香りがする気がします。
ロウバイ
花期 1月~3月
花の少ない冬の時季に、かすかな甘い香りの黄色い花を咲かせる貴重な花木が、このロウバイです。
アメリカロウバイという品種は、茶席に使われるような渋い花が通好みですが、香りがありませんので購入には注意が必要です。
上記のほか、アメリカリョウブ、エゴノキ、ボロニア、モッコウバラ、ホウノキ、ハマナス、ヒイラギモクセイ、ヒイラギ 、ビワ なども良い香りのする花木です。