ユキヤナギと柳

花見の時期ですが、あいにくの雨

おかげでPCに向かうことができました。


花見といえばサクラですが、その近くにいる脇役として、ユキヤナギやレンギョウがいます。ユキヤナギについては毎年、疑問に思うことがあるのですが、最近になってそれがスッキリしました。今日はそのお話です。


ユキヤナギという名前は分かりやすく、ヤナギのような枝葉を持ち、細かな白い花が咲くから・・・と連想します。 

 

しかし、ヤナギだったら枝が垂れるのに、ユキヤナギの多くは枝が直上しています。そこで、ユキヤナギを見る度に、「全然ヤナギじゃないのでは」とモヤモヤした気持ちになります。

 

ただ、これは二つの思い込みが招いた悲劇なのだと最近判明しました。

 

一つは、ユキヤナギは「葉の形」が柳に似ていることから、名付けられたのであって、枝が垂れる垂れないは関係がないということ。確かにスケールはともかく葉の形は似ています。

 

そして二つ目は、ヤナギにはいろんな種類があって、枝垂れるのはごく一部だということです。



これが一般的なイメージに応えるヤナギですが、本名はシダレヤナギです。


ユキヤナギには勝手にこの姿を期待してしまいますが、


こういうのもヤナギです。

ちなみにカワヤナギというもので、川原で見かけるはずです。

(子供の頃、友達がこの花を耳の穴に入れて遊んでいたら、とれなくなったという事件がありました)

そして、コゴメヤナギ!

山地で見かけるものですが、ユキヤナギが表しているのは、まさにこの姿ではないでしょうか。


先週、コゴメヤナギが咲いているのを見て長年のモヤモヤが解消されると同時に、ユキヤナギに対して申し訳ない気持ちになりました。


以上は、私の勝手な思い込みによる話ですが、ユキヤナギには「コゴメバナ」という別名、そして「コゴメヤナギ」という別名もあります!(話が混乱しそうですが)

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