屋外作業がたてこんでいたので、久しぶりの投稿になります。
梅雨明けを控えたこの時期は新緑も落ち着き、町中では夏の花木の定番であるキョウチクトウ、サルスベリ、ムクゲばかりが目立ちます。春の可憐な花々に比べれば、どれも主張が強く、好みが分かれそうです。
一方、鬱蒼としてきた木々の間に目をやると、いろいろな実がなり始めています。以下はここ数日の間に目にした夏の木の実たちです。
それぞれ何の実かお分かりになりますか?
これは近くの公園で撮影しましたが、自宅に植えている方も結構いらしゃいます。
毒性があって食べられない、おまけに味が「えごい」。その代わりに、石鹸の役目を果たすということで知られます。
次は、食べられる実です。
まだ熟しきっていませんが、もう少し経てば甘い味がします。
シンボルツリーとして人気の樹ですが、剪定の時期が悪いのか、実のなっている御家庭は少ないようです。
最後は葉っぱに特徴があるので、分かりやすいかもしれません。
今現在はウメのように見えますが、9月になって殻が割れると、中にはクリのような実が入っています。
そのままでは食べられません。手間隙かけてアク抜きして、餅などに混ぜて食べるものです。
答えは上から順に、
エゴノキ、ヤマボウシ、トチノキです。
私の住む地域ではいずれも町中で身近に見ることのできる木の実です。
梅雨時あるいは真夏に、上を見上げて通りを歩く人など、ほとんどいません。早くエアコンの効いた快適な屋内に入りたいのは当然です。しかし、それをグッと我慢して、上を見上げるといろいろな発見があって楽しいものです。
季節は確実に変化し、そして一年というサイクルは早いものだなと、常々感じています。
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