緑のカーテンについてです。
設置したときは話題にするけど、その後、話題になりにくい気がしますので、あえて盛りを過ぎた今の時季に。
私は、あまり流行と関係なく生きているのですが、ゴールデンウィークごろになると習慣的に、今で言う「緑のカーテン」をこしらえます。これまでゴーヤ、アサガオ、ヘチマ、キュウリなどを育てました。
今年は何にしようかと悩みました。野菜類はゴーヤを筆頭に食べきれないほど実るので、収穫を休むと見苦しくなるというデメリットがあります。また、特にウリ科は連作障害という問題もあります。
そこで今年は路線を変えて、「風船カズラ」にしました。写真が8月末現在の様子です。葉の面積が小さく、窓を覆い尽くすほどにはなっていないため、おそらく物理的には冷却効果が低いでしょう。
ただ、この風船カズラは、小さな白い花とホオズキのような風船状の実が非常に涼しげで、心理的な冷却効果は、他の植物に劣りません。また、熱帯生まれなのに、昭和の雰囲気があるのも何とも言えません。余談ですが、風船カズラには「ハートバルーン」という、ちょっと恥ずかしい別名もあります。
実は次々にできるのですが、先週くらいから茶色く変化するものが現れてきました。中身がどうなっている空けてみると・・・
こんな感じの種が3粒入っています。話には聞いていましたが、本当にハート型の模様があります。「猿顔」と説明する本もありますが、なんかのキャラクターのような白い輪郭で、間が抜けた感じがします。なぜ、こんな造形にする必要があったのでしょうか、不思議です。
種からの発芽も難しくないようなので、もう少し待って時季がきたら収穫しておこうと思います。実際に蒔くかどうかは未定です。
いろんな種類の緑のカーテンを作りましたが、それぞれに特徴があって、どれがいいとは言えません。冷却効果だけを考えれば葉が大きくて丈夫なツタ、キヅタが良いと思いますが、それらは私の中で、「廃屋」を覆い尽くす悪役のイメージが強すぎます。
結局のところ、冷却効果はさておき、毎年違うものを作るのが楽しいのは確かです。
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