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Q ゴールドクレストの葉が枯れる

ゴールドクレスト 画像

 コニファーの定番、ゴールドクレストですが、温暖な日本で綺麗に育てるのは難しいようです。葉が茶色に変色したものや、下枝が枯れて不恰好になったものを見かけます。さて、ゴールドクレストの葉が枯れる原因は主に以下のとおりです。

 

1 剪定の時期が悪かった。

 ゴールドクレストを刈り込むのに適した時期は、春先(3,4月)です。なぜなら、この時期に刈り込むと、その後、伸長する新たな枝葉によって、剪定の跡を隠すことができるからです。剪定後の生育が期待できない秋や冬に刈り込むと、みっともない姿をさらし続けることになります。

 

2 剪定で葉を刈り過ぎた。

 ゴールドクレストに限らず、針葉樹は、すべての枝に葉が残るように剪定します。切りすぎて葉がなくなった枝は、元まで枯れます。

 

3 地中の雑菌が枝葉に付着した。

 以外に多いのがこれです。ゴールドクレストを植える場合、必ず下草を一緒に植えるか、ウッドチップ等を使って地面を覆うようにしましょう。土をむき出しの状態でゴールドクレストを植えると、雨や散水による「ドロはね」によって地中の菌が葉に付着し、枯れの原因になります。

 

○最後に対処法ですが、「枯れた枝葉は元には戻りません。」ので、いつまでも期待せずに、付け根から切り取りましょう。特に、菌が原因の場合、他の枝葉にも感染しますので早急に除去し、殺菌剤を散布します。

 

 枯れ枝を切り除くことで樹形が崩れた場合は、逆三角形の自然樹形にこだわらず、下枝をすべて切り払って「球形」にするなどして対応します。日本の植木では、こうはいきませんが、コニファー類なら幾何学的な刈り込みをしても、違和感はありません。

 

 また、基本的なことですが、できれば刈り込みバサミで葉をザックリと切り刻むのではなく、新芽が出たら手で摘み取るという習慣をつければ、そもそも刈り込みによって枝葉が枯れることはありません。この辺のことは他のページで解説しています。

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